2014年1月3日金曜日

40歳を過ぎたら、三日坊主でいい。新・ミドルエイジ論 〜成毛眞



マイクロソフトの元社長というより HONZ の創設者と言った方が、残した結果から考えるとふさわしくなりつつある成毛氏の最新かもしれない著書。

とにかくなんでもやってみて、それから考えよ

と帯に描かれているのだが、それの度の過ぎ方がすごい。
ボクが子供のころから、コンピューターゲームは脳に悪いから1日1時間だとか
テレビはアホになるから、1日1時間だとかいろいろしばりがあったが、
成毛氏は、ファイナルファンタジーを2年ほど廃人になるまでやったりしているので、
コンピューターゲームは本当に脳に悪いかどうかは、わからなくなってくる。
そもそも 3日坊主ではいいはずなのに、えらい入れ籠みようだ。

成毛氏が一番大切にしているのは好奇心であって、好奇心は年を取るとなくしていく人がおおい。
毎日の生活に流され、節約ばかりを心がけていると自然と好奇心はそがれていく。

「老いが進むと目は遠くしか見えなくなり、心は近くしか見えなくなる」

というらしい。
今までやってきたことしかできなくなり、自分が決めた枠からはみ出すことを恐れることが「老い」なのかもしれない。
ぼくは結構、成毛氏に憧れている。
ジローラモ氏のように女性と浮き名を流すのが不良中年のように思われるが
成毛氏のように既成の価値観に違和感を唱えるのも立派な不良中年、いや老年だ。
ぼくも立派な不良中年、老年になれるよう努力していきたい。

僕が好きなのは仕事系ではデータからいろいろかんがえること。
あとは、本読むことかな。
この方向性で言っていいのかどうかは不明。

ミドルエイジの武器は

身につけた無神経さ、鈍感力をどう利用すべきか考えるべきだ。
ビジネスにおいて、時にはえげつないことをやらなければならない場面がある。あまり繊細な人がビジネスに向かないのは、そのためだ。そこで鈍感力が役に立つ。

ということで、鈍感力。
人生で旨くやるには、「運、鈍、根」の三つが必要と言われている。
運と根はわかるとして、鈍がいまいちわからない。
鈍感力がそれにあたるのだろうけれど、やっぱりボクのテーマは、「鈍」になるのだろう。
しばらくは、「鈍」をテーマに生きていこう。

ちなみに、この本で紹介されていたビジネスとしては

茶筒の輸出
http://www.amazon.co.jp/dp/B006QQ0R8M/
この商品が、AmazonUSAでどうやって売られているのかはよくわからない。
探している最中に キットカットの抹茶の日本パッケージが売られているぽいのをみつけたのが面白かった。


iPad魚屋
http://tenro-in.com/readinglife/1042
ガイアの夜明けで紹介されていたらしい。
同じように魚を売ろうとして、こういうアプローチ考えれるというのが、なんかうらやましい。

そういう方向で。

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