2014年1月24日金曜日

今朝の書籍:逆説の日本史7(太平記と南北朝の謎)2日目

Delacroix liberty

今朝も逆説の日本史を読む。
逆説の日本史は、1冊500ページ越えの超ボリュームなので、2,3日では読めない。
今日は、誰が太平記を書いたかというところがクローズアップされている。
フランス革命の絵として有名なドラクロワの 民衆を導く自由の女神 という絵の左にいるシルクハットをかぶったひげ面のおっさんは、ドラクロワその人であるらしい。そもそもドラクロワは、フランス革命の現場にはいなかったらしいが、自分の書いた絵には結構いい場所に陣取っている。
同じことが、太平記や平家物語にも言えるらしく、著者が登場しているとのこと。
井沢元彦氏によると、太平記の著者は児島高徳とのこと。
ボクが読んだ太平記は、吉川英治の私本太平記であって、児島高徳が登場しているかどうかも覚えていない。

児島高徳は太平記の有名な場面に登場して、戦前なら教科書に載っていた。
したがって、戦前の教育を受けた人には、普通に知っていて当然の人らしい。
ちなみに、ボクは覚えていない。

今日読んだ箇所で感銘を受けたのは、忠臣というは、暴君がいないと浮き出てこない。
足利尊氏が、京都に攻めてきたときに、楠木正成の進言をうけて、比叡山に引きこもって尊氏を撃退していたら、楠木正成は忠臣として名を残すことはなかっただろうとのこと。
暴君という闇がなければ、忠臣というのは輝けない。
太陽が出ている昼の空に、月が見えないように、夜でないと月は輝けない。

そういう方向で。

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