2014年2月5日水曜日

今日の読書:逆説日本史8 加賀国一揆

今日もやっぱり「逆説の日本史8」。
そのうち、「加賀一向一揆」の部分を読む。
その前段階である山城国一揆は昨日読んでいたのだが、その最期は、「リーダー不在、目的曖昧のためわずか8年で終結」という結果になる。
ジャー、リーダーがいたらどーなるねん という疑問がわくが、この「山城国一揆」の最期に、
「次の加賀一向一揆にはカリスマを持ったリーダーがいたため100年つづことになる。そのリーダーの名は阿弥陀如来」
とかいう絶妙な前振りがあったため、早く読みたくて読みたくて仕方がなかった。
リーダーの阿弥陀如来。既に人間ではないし、カリスマ性とかの尺度ではかることができない…
おもろい発想だけど、全く意味が分からない。
一応、人間がいるやろ。と思っていたが、どーもリーダーぽい人間を大衆が追い出してしまったためにこのような表現になってしまった模様。
リーダーというか教祖様の名前は蓮如という。
ほとんど崩壊していた浄土真宗を復活させた中興の祖。
蓮如は、4人の妻と死別し、5人の妻をめとって男子13人、女子14人の子供に恵まれる。
妾無しで、この子供の数は世界記録に違いない。
最初は蓮如が指導していたけれど、どんどん統制がとれなくなっていき、結局追い出される。
浄土真宗の教えは、阿弥陀如来の前には教祖親鸞さえも凡夫に過ぎないため蓮如にどうこう言われる筋合いはないのだ。
この流れは、キリスト教に似ていて、フランス革命とかの流れにも似ている。
結局、加賀の自治は織田信長に終止符がうたれるまでずっと続くことになる。
したがって、加賀の国の戦国大名はいないという自体になっているんだなぁ…

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