2014年8月22日金曜日
早雲の軍配者
どーも、「村上海賊の娘」がそれほどでもないということを上巻を読み終わって気づく。
まず文体が荒削り。
「信長公記」などの歴史資料をもとに書いているのはいいけれど、その歴史的資料の出典をやたら文章の間にはさんできていて、描かれている風景なり人物を楽しむことを著しく阻害している。
司馬遼太郎もたまにやるけれど、それほど頻繁には出てこない、「村上海賊の娘」は、1ページに2カ所〜3カ所でてくる。正直うざい。
ということで、上巻でエンドすることにする。
一応、最後は村上海賊が勝って終わる模様。
九鬼水軍の亀甲船にこてんぱんに叩きのめされるところで、おわると読後感がわるいもんね。
ということで、「早雲の軍配者」という本を読むことにする。
早雲とは、戦国大名のパイオニア北条早雲のこと。
その早雲が自分の孫のために 軍配者(軍師)を育てるという話のようだ。
早雲が、軍配者になる見込みが有るかどうかをするテストに「太平記」を5日以内に読むというのがあった。
それがテストになるなんて、なんて素敵な世の中なんだ。
ボクは、大学受験の勉強を3時間したら1時間「三国志」を読んでもいい とかいうルールを作っていた。
「太平記」が勉強なら、4時間ぶっとおしで読むことが可能となる。
ちなみに、軍配者は、あの伝説的忍者 風間小太郎。
ハットリ君とか伊賀カバ丸とか甲賀(ケムマキ)とは違うすごみとダークさがある忍者集団。
ボクの風魔一族とのファーストコンタクトはもちろん 三代目スケバン刑事の風間三姉妹。
忍者かつ刑事かつスケバンと、多様な仕事をこなすマルチロール公務員。
こんなに働かされる公務員にはなりたくないとボクは絶望するのでした。
早雲の軍配者
http://www.chuko.co.jp/bunko/2013/11/205874.html
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