2014年4月3日木曜日

【今朝の読書】銀二貫 高田郁 読了



今朝も銀二貫。
たぶん、本年度一番面白い小説のように思うが
本年度読んだ本が、新書と逆説の日本史だけのような気がする。
事実上、初めての小説。
ちなみに、終わるまで5回ぐらい泣いた。

銀1貫=金33枚
http://manabow.com/zatsugaku/column15/

によると、1両=13万円ぐらいで換算すると
そばが520円ぐらい、大工の年収が343万円ぐらいになるので、だいたい現在の金銭感覚に同程度と推測される。
したがって、銀二貫は、2x33x13=858万円
やく900万円、切りが悪いので、1000万円ということにしておこう。

この1000万円を大阪天満宮に寄付しようとするところから始める。
ボクが毎朝お参りしている広瀬神社では100万ぐらい寄進すると、石柱がたつので、今でも結構な金額だと思う。
大阪天満宮は、大きな神社なので、もしかすると1000万ぐらいでは石柱は立たないかもしれない。

金は稼ぐのと同じか、稼ぐ以上に使うのが難しい。
この小説の登場人物はみんな銀二貫をええように使う。
特に津川雅彦が演じる予定の和助がほぼ一瞬で数字とそれ以外のことを判断し、決断する。
塩見三省演じる善次郎は、そろばんでしか判断していないため和助の判断に不満を持つが
最終的には和助と同じ境地に達する。

ええ話でした。
ドラマもええ話でしょう

ヒロインは、「桐島部活やめるってばよ」にも出ていた。

NHK木曜時代劇 銀二貫
http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/gin2kan/

松岡茉優、NHK木曜時代劇「銀二貫」のヒロイン役に決定
http://eiga.com/news/20131114/1/


そういう方向で

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