2013年9月17日火曜日

本田宗一郎氏の絵

ホンダのPR紙を見る機会があったので、なんとなくみていたら、裏表紙に本田宗一郎氏が書いたという絵が書いてあった。
この絵が、またおもしろい。
本田宗一郎氏は、引退した後、絵を描いたらしいが途中でやめたと聞いたことがある。
それがこの絵かとおもうと、本田宗一郎氏の人となりがでていて、絵としてはつまらないが本田宗一郎氏の絵といわれるとすごくおもしろい。
その絵は、まるで定規で書いたような直線と曲線で構成されており、図面のような絵だった。
引退して絵を書いているのはいいけれど、その絵でさえ図面のようになってしまう本田宗一郎氏。
根っからの技術者で、彼に取っての幸せとはモノを作り続けることであって、絵を書くことではなかった。
下手に会社がでかくなってしまったため、相棒とともに無理矢理引退させられて、いやいや絵を書いている伝説のエンジニア。
絵を見る限りでは、おそらく経営的センスがあったのは、いつも陰に隠れていた藤沢武夫氏だったのか と思われる。
Wikipedia で調べてみると 藤沢武夫氏は、引退した後は好きな歌舞伎とオペラを見て経済人よりも小説家や歌舞伎役者とつきあっていたらしい。
ホンダイズムというのを作ったのは藤沢武夫氏だったんだろうという思いを強くした絵だった。

ちなみに、その絵をとは、このブログの中盤ぐらいにあるリンゴの絵。

本田宗一郎もの作り伝承館 というところにあるらしい。

そういう方向で。

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