2013年1月31日木曜日

64 ~横山秀夫







最近 本屋で平積みしているので、調べたところ
かなり評判ぽいので、買ってみたところ
想像以上に面白い本でした。

ぼくは、それほど大きい組織で働いていないので
組織内の政治とかおべんちゃらなどをほとんどしたことがなく
部下も殆ど持ったことがない。

だから仕事の評価は実務能力のみと思っていたが、そうじゃない方が
世界の大部分を占めているんだなー と感じた。


主人公の仕事に対する姿勢の変化も参考になる。
はじめは自分の出自に対してのコンプレックスみたいなものが残っていたが
最終的には、自分は自分というアイデンティティを確立していく。
ボクもこうありたい。



内容の方は、ひさびさの「白夜行」クラスのミステリーだとおもう
ただひとつ気がかりなのは 伏線が全部回収されていないような気がした。

久々に時間を忘れて読む本でした。

最後に、この本は、言い回しとか漢字が結構難しい。
まるで、センター試験の漢字、5問中4問間違ったボクに挑戦するようだ。
例えば 下記のような漢字。

齧った
浚い
疚しい
纏る
宥める
浚われる
嵌る
叢雲




君は生き延びることができるか?
そういう方向で。

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