一言で言うと臨死体験の本である。
科学では解明できないないUFOとかネッシーとか雪男とかと同じカテゴリーに所属する本である。
この本が異質なのが、科学まみれの仕事をして、科学的な考え方に慣れ親しんだ世界でもトッププラスの脳外科医が書いているというのが異質である。
最初は、筆者がボランティア施設からもらわれてきた子でそのコンプレックスらしきものが書かれており、臨死体験とは全く関係ない話のように思われる自著伝で構成されている。
次に臨死体験、前の章とは全く違うファンタジーの世界が広がる。
逆にこの自著伝とファンタジーの落差がリアリズムを演出している。
言葉は注意深く選ばれており 「神」という言葉を使うことなく死後の世界を表現している。
この辺りは、日本人には入りやすいだろう。
その後は 世界は愛で構成されている などというどこかの新興宗教の教祖のような言葉が並ぶ。著者の境遇などを考えると、わざわざ新興宗教の教祖になる必要性を全く感じないため、信じたい気持ちになってくる。
新しい著作も発表されているようなので、次の著作も読みたい。
とてもおすすめで、面白い。
科学のアプローチではわからないことがある。
物質と精神のバランスが、著しく物質に偏った現代において
理系的なアプロートの限界を示した例であろう。
今後はもっと自分の内面を探求するような文系的なアプローチによって、解明されてくることもあるに違いない。
そういう方向で。
[ハヤカワオンライン]
http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/116806.html
[フジテレビ 奇跡体験アンビリバーボー 独占取材!脳外科権威が発表★死後の世界はあった]
http://www.fujitv.co.jp/unb/contents/1311281.html
[ヤフー知恵袋 エベンアレキザンダー医師の「プルーフオブヘブン」を読まれた方]
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/questiondetail/q14135593194
2016年8月12日金曜日
プルーフ・オブ・ヘブン エベン・アレグザンダー
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