あやぴー(三浦綾子)には、キリスト教信仰への迷いがない。
周作にはあった(ボクの記憶が確かなら)。もしかしたら、「氷点」のときのあやぴーには、迷いがあったかもしれない。
この「海嶺」をかいた時期のあやぴーには、まったく迷いなくブレておらず、それが真理といわんばかりの、ジーザス・クライスト押しがスゴイ。
そしてまばゆいばかりのジーザス・クライスト押しのせいで話の内容が淡白だ。
どう終わらすのか?神は死んだのか!?あと200ページだが、目を話せない。
時折、司馬遼太郎のように登場するあやぴー。なんか受け入れられない..
読み終わったが、ここで終わってほしくなかった。
音吉か岩松が死ぬぐらいまでを描ききって欲しかった。
音吉とか岩松が最終的にキリシタンになったのかどうかも気になる。
いろいろ物足りない小説でした。
そういう方向で。
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