重松清の「とんび」を読む。
「卒業ホームラン」と「まゆみのマーチ」という本が絶賛積読中だったが、
読まないとあかんことを決意させる一冊でした。
つーか、しばらく重松清ブームが到来するかもしれない予感もある。
この本は、どーも作者の自伝的小説で、舞台は岡山。
不慮の事故で妻をなくしたやっさんが、男手1つで男の子を育てていく話。
600ページもあるので、長い小説やなーこれ。
とか思って読み始めるが、最初の100ページは、幸せな家族の描写でうめつくされている。
このまま、終わったら単なる自慢話になりそうなところで、急展開!
子供か妻のどっちかが死ぬに違いない と予想したのも束の間、おかんの方が死ぬことに。
この展開は、重い、重すぎる。
だがしかし、柄は悪いが仕事はまじめに取り組んでいるポイ、やっさんは子育てにおける様々な試練をパッチワークで対処していく。
これから男の子の親をする人、している人には、ドンピシャな本だろうと思う。
ちなみに、ボクは3回泣いた。通勤電車で。
この本で心に残った言葉は
「親はそげん偉うない。ちいとばかりはよう生まれて、ちいとばかり背負うものが多い。それだけの違いじゃ」
なるほど、親として、この言葉を胸に子育てして行きたい。
ちなみに、この本を原作にしたドラマが日曜日9時枠でやっているらしい。
やっさんの役は、ええ役みんなこいつやな の 内野聖陽。
息子役が 仮面ライダー電王でお馴染み 佐藤健くん。
うーむ、見てみたい。クライマックスが何回もあるけどね。
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そういう方向で。
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