2015年6月18日木曜日

自分の四文字熟語を考える。みをつくし料理手帳シリーズ 1巻 八朔の雪 を読んで



昨日、高田郁の「みをつくし料理手帳シリーズ 1巻 八朔の雪」を読み終わる。
1巻の時点では、ほとんど悪い人がでてこず、読み終わったら、清々しい気持ちになる 素晴らしいエンターティメント。
現状の問題点は、あまり時代小説を読んでいないため、読めない漢字が多い。
例えば、袷袱紗(あわせふくさ)。
何をするものかは前後の文脈でわかるのだけれども、読み方がわからない。
センター試験、漢字を5問中4問間違ったツワモノなので、特に恥じることもないけれど、漢和辞典が欲しくなってきた。

この「みおつくり料理手帳シリーズ」では、主人公とほとんど出てこない主人公の友達が、自分を象徴する四文字熟語を持っている。
主人公は、「雲外蒼天」、出てこない準主人公が、「旭日昇天」となっている。
自分にも、自分を象徴するような四文字熟語が必要と感じる。

「奥州筆頭」、「第六天魔王」とか「戦国最強」とか勇ましいのがいいけれど、それほど勇ましくない。
やっぱり これから尻上がりに年をとっていけるように「大器晩成」。
適当さをいい感じに表現する「天衣無縫」。
ワンピースではなく、世紀末を全力で駆け抜けた 仲間のいない 独りの少年として、「無想転生」。

この3つから選ぶべきだと考える。
どれも捨てがたいが、最良とは言えない選択をして、なんだかんだで、結果オーライな状況を考えると
「無想転生」が一番しっくりくる。
何も考えていないようで、なんだかんだで「生」を拾う。
「無想転生」は、北斗の拳にでてくる究極奥義の名前。
北斗百烈拳とか天将奔烈など、ド派手な奥義の上に位置する究極奥義だけど、すごく地味な奥義。
無より転じて生を拾うという意味のため、とくに光や大きな音が出るわけでないので、とても地味な描写になってしまう。
でもやっぱり究極奥義なので、会得したい技ではある。

ちなみに、2巻のはじめを読むと自分の経営する店にいきなりスパイが送り込まれたようだ。
一般的な対応といえば、クビにすべきところだけど、そういうことはしないだろうな。
諸葛孔明に馬謖が「城を攻めるは下策、心を攻めるが上策」と進言し、7回捕まえた敵を7回逃した故事がある。
物理的に法律的に拘束したとしても、思うような結果は得られない。
なんだか、三国志ももう一回読みたくなってきた。


みをつくし料理手帳シリーズは、10巻まであるので、かなり楽しめそうだ。
2年ぐらい前に、ドラマ化されていて、「雲外蒼天」は、北川景子、「旭日昇天」は、貫地谷しほりだった模様。
逆ちゃうのか!?

【WikiPedia】 みをつくし料理帖
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BF%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%81%97%E6%96%99%E7%90%86%E5%B8%96

【角川春樹事務所】八朔の雪 みをつくし料理帖
http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=3092

北斗の拳奥義紹介:天将奔烈
http://www.geocities.jp/hokuaniken/ougi/hokuto/sinken1/tensyouhonretu.html

北斗の拳奥義紹介:無想転生
http://www.geocities.jp/hokuaniken/ougi/hokuto/sinken1/musoutensei.html

そういう方向で。

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