2011年11月30日水曜日

IT断食のすすめ 〜遠藤功/山本孝昭



1人の人が1日に噛み砕いて自分自身の中に、取り込むことのできる情報の量は、
能力に関係なく、スマートフォンを持っていようが、
どれだけコストをかけようが、一定量になる。
これを僕は、情報量保存の法則 と名付けようと考えていた。

その考えに近い本を本屋でみつけた。

メールしたら、すべて伝わっていると勘違いしている人。
いいたいこと全部を何枚もの資料に詰め込んで、
会議に提出しただけで、出席した人は、その資料を読んで理解していると思っている人。
SNSでは、膨大な数の友達がいることになっているけれど、双方向のコミュニケーションが撮れていない人。

そういう人は、みんなIT中毒。
とりあえず、なんでもカンでもメールしたら、
全部読んでいると思われているのが、いちばん問題だろう。

誰宛かわからないメーリングリストのメール、
CCのメールは、ほとんど読まれていないと考えて間違いない。

コミュニケーション手段としてのメールは、あまりにも一方的で暴力的。
IT断食というか、メール断食をしたら、劇的にコミュニケーションがかわるに違いない。

IT化、電子化とは、何をもたらしたのか、考え直さざる得ない一冊でした。

そういう方向で。

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