2015年9月25日金曜日

天才!成功する人々の法則 マルコム・グラッドウェル 勝間和代訳



一緒にテニスをしている人と、うまくなる方法について話をしていたところ
1000時間やったらそこそこになる。10000時間やったらプロになれる。
みたいな話が出た。
あーそいえば、そういう本があったよな。
しかも、あの勝間和代が翻訳してたよな。ある時期から勝間和代が嫌いになって読まんかったけれど、なんか 10000時間したらええとか書いてあるってなんかで読んだ気がする。

と思い出し、今更読みたくなる。
中古屋とか本屋に行くが、なかなか見つけることができなかった。
というのも、最近の勝間和代さんは、プロ雀士になっているらしく、自己啓発本を出したりする人ではなくなっているようで、人々の興味から外れていっているようだ。
そんなこんなで、勝間和代系の本は中古屋にも新刊書にもない状況となっているようだ。

さて、この本は、並以上の活躍をする人には何が必要かを統計的に解析した名著である。
したがって、子供3人だけを東大に入れたりする母親が書いた本よりは、より科学的であるといえる。

商品の目次のうち
・世界の一流スポーツ選手に共通する、ある「幸運」とは?
・ビートルズやゲイツ、ジョブズが生まれた本当の理由は?
・IQ190“全米一の天才”が大成できなかったのはなぜ?

ぐらいまで読んだけれど、
このうち「世界の一流スポーツ選手に共通する、ある「幸運」とは?」が、1000時間の項目。
一流プロスポーツ、プログラマ、アーティストとしてやっていくためには、10000時間必要ということが、実際のデータをもとに述べられている。とくにプロスポーツ選手では、誕生日の意味が重要になり、最初は小さな違いが、選抜されているうちに一流と二流、三流の違いになっていることが書かれている。
ささやかな違いを生むのは、学年を区切る日付近辺の誕生日。
幼いうちは、1年の違いが大きな違いになるため、学年を区切る日付以降、たとえば日本なら4月、5月生まれが圧倒的に優位で、2月、3月生まれは不利。それは学年別代表の誕生日などでわかるとのこと。
確かにサッカー日本代表も、4月、5月生まれが多いようだ。

サッカー日本代表
http://www.nikkansports.com/soccer/japan/member/jp-member01.html

この本が出てだいぶ経つため、この弊害をなくす方向も考慮されているのか U-17 とかでは、9月生まれ、11月生まれが多くいるように見える。

今読んでいるのは、「IQ190“全米一の天才”が大成できなかったのはなぜ?」の部分。
才能だけでは、その才能の分野でも成功することができないというショッキングなことが書かれている。
才能以外に何が必要かといえば、人間として生きていく能力。
相手を尊重し、交渉する能力がなければ、才能があっても開花することはない。
相手を尊重して、何かを作り上げていくという方針は、中産階級以上で行われている教育法のため、階級を飛び越えることの難しさが書かれていた。
正直、勝間和代だから読んでなかったことを後悔する面白さ。
プロ雀士をやめてはやくもとの鞘に収まって欲しいと心から願うのでした。

才能だけでは世にでることができない。
自分の才能に溺れている人にはショッキングな数字が例示されている。
おそろしい…

そういう方向で。

ちなみに、素人としてうまいと言われるレベルは、1000時間。
1日1時間やったとして、3年ぐらいで到達できる時間だったりする。
ピアノでも、ギターでも、テニスでも1日1時間を3年やったら、それなりになれる。
15年やったら、5000時間で、先生になれるレベル。
30年やったら、10000時間到達するけど、フィジカルが...

1万時間の訓練を積んで才能を開花させる環境に身を投じよう!
http://www.nikkeibp.co.jp/article/nba/20090707/165593/

“天才"に生まれ変わる「10000時間の法則」
http://matome.naver.jp/odai/2135372857393394401

才能は誰のものか? - 書評 - 天才! 成功する人々の法則
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51211484.html

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