2016年11月14日月曜日

サラバ! 上 西加奈子


図書館でかなりの予約待ちだった本が気せずして入荷したため、予定を変更して読む。
予約した本は延長ができないため2週間以内で読まなければならない。
しかし、今週前半は左目の角膜が剥離した影響で日曜日は 一日中寝ていた。
月曜日はちょっとマシになったけれど3分以上あるくのむずかしいため会社を休む。
火曜日は会社に行けたけれど、片目だけで生活するのに慣れていないためとても疲れる。
水曜日は通常の生活ができる程度に復活する。病院にも行けそうなので行ってみる。以前の病院ではいろいろな検査をした後、「眼球に傷がついていますねぇ」としか言わず、2回目に同じ症状になって、行っても同じことしか言われない。この病院に行ってもおそらく同じことしか言われず、同じ薬が処方されるのが、目に見えていたため、違う病院に行った。すると納得できる理由と治療法が説明されたため、この病院に乗り換えることにする。

全然関係ない話ではあるけれど、こうして貸出期間2週間のうちの3日を1ページも読まずに過ごしてしまった。
木曜日はまだ全快とは言えないけれど、この無駄に過ごした日々を取り戻すべく読み始める。
又吉も絶賛していた西加奈子だけに、とても読みやすい。
引き込まれるようにどんどん読み進むことができる。
あらすじとしては、ある男の障害について書かれているようだ。
主人公の男がうまれたときから順を追って自分の生い立ちを語るというスタイルをとっている。
この男はイランでうまれたらしい。そして日本に戻ってきた後、またエジプトに行く。小学校五年生で両親の離婚を経験し、中学生で初めて女性と付き合うところぐらいで上巻が終わる。
自分の学校内ランクの話など懐かしい話も出てきて読むのは楽しい。
しかし、何がテーマなのかさっぱりわからない。

中学生の学年ランキングシステムについてはとても共感を覚えた。
もしぼくが他の男子が全然目につけない美点をマイナーな女子に見出し付き合っていたとしたら、どうなっていたか帰結も書かれていた。
ぼくは結構ベストな選択を重ねてきたように思えた。

でもぼくは サラバの下巻を借りることになるだろう。
この本のテーマは何かを見るために。

そういう方向で。

しばらく忙しかったため、久しぶりのブログ更新でした。

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