2015年1月7日水曜日

読書感想文とは、未来の自分へ向かって書く、自分の成長の記録である。

その昔、読書感想文の宿題が出ていたような気がする。
あまり苦労した記憶はなく、どんな内容でも、なにかしら文字が書かれて文章になっていたら、宿題は受領され、それなりに評価される。

どう書いたらいいのか、何を書くのか、そもそも誰向けに書いているのか、そういったことは、全然教えてもらえず、課題図書のリストと、原稿用紙の枚数や文字数だけが指定されていた。

書評は、本を売るための文章で、書評の目的は、書評した本を買ってもらうこと。
したがってネタバレなんてもってのほか。
もちろん、批判的な内容を盛り込むのもご法度。

読書感想文は、本を買ってもらうための文章ではないので、基本的には、ネタバレ、批判なんでもあり。
対象読者は、誰なのか考えてみた。
先生 かと思ったが、そうではない。
対象読者は、未来の自分のように思える。
よっぽど印象深い本以外は、内容を覚えていることは稀。
したがって、未来の自分に向かって、この本を通して何を学んだかを書くというのが、
ぼくが考える読書感想文のあり方のようにおもえる。

だから、別に、絵本でも、写真集でも、図鑑でも学ぶことあるのであれば、読書感想文はかける。
自分の考え方、知識、行動、価値観を変えるきっかけになった箇所を引用して、
Beforeの考え方、知識、行動、価値観 と
Afterの考え方、知識、行動、価値観 を箇条書きで書き出し、
それを日本語の文章にしていくという作業がメインになる。
これに、なんでこの本を読もうと思ったのか が書けたら、さらによい。

小説などの場合には、簡単なあらすじがあれば、いい。
要約する能力というのは、人間にしかできないことなので、できれば鍛えていったほうがよい。
めんどくさい人は、インターネット上によくあるあらすじのコピペでもいいかもしれない。

http://readingmonkey.blog45.fc2.com/blog-entry-512.html

によると、登場人物ごとに、自分ならどうするかの比較表を作成するという方法も提示されている。

ともに、いきなり書き始めることは、不可能で、下準備をしてからではないと書けない。
昔の自分は、いきなり書いていたように思う。
どんな文章を書いていたのかは、全く覚えていないが。

そういう方向で。

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