NHK の100分de名著 という番組で紹介されていたので
読んでみたくなり買ってみた。
これが、超絶名作。
おそらく、読んだ時に置かれている自分の状況によって
感想が変わる スルメ本。
筋としては、心理学者がナチスのホロコーストにあった体験を
第三者的な視点で自己を分析し科学的な論文にした
ということになる。
この第三者的な視点というのは、「ヒトラー」とか「ナチス」とか
「ホロコースト」という言葉が一切出ていないことに代表されるように
誰か個人を攻撃することはなく、あくまで客観的に書かれている。
今回、一番印象深いところは、捕虜収容所から助かる下り。
運命とか宿命という言葉を超えたグリーンカードが人生にはある。
資格とか学歴、資産よりも 愚直さと誠実さが一番重要な要素なのかもしれない。
そういう方向で。
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