2014年11月14日金曜日

理系の子(高校生科学オリンピックの青春) J・ダットン



半沢直樹にも出てきたベストセラーが単行本になったので読んでみる。
1人目は、核融合炉をつくる少年
2人目は、ナホバ族の少年が、家を太陽光で温めるために廃車でつくった温熱システムの開発
3人目は、ハンセン病にかかった少女が調べたハンセン病の状況
4人目は、刑務所の高校から出場する話
(ここまで読む 目次によると13人ぐらいでてくるらしい)
と、高校生といってもワイドレンジな話の内容となっており、書評サイト(HONZ)で一位を獲得するだけのことはある。

日本では大学受験の時のクラス分けの影響により 理系と文系と人をわける傾向にある。
理系は、人の外側世界がどうなっているかを探究する学問で
文系は、人の内側世界がどうなっているかを探究する学問ということで、
向いている矢印の方向が違うだけで、実際はそれほど大きな違いが無いように思える。
しかし実際は、ハンセン病にかかった人の心なども調べたり、自閉症の子供の教育プログラムに関する考察などもあるので、理系と文系にわけているわけではない。
どちらかというと、物事を分解して、統計学的な視点で、誰でも結果を確認できるようにするという手法を用いるということではないかと思われる。
そういう意味では、理系と文系の区分けはあんまり意味がない。
この本の題名はともかく、退屈する暇のない本。

HONZ
http://honz.jp/

HONZ 理系の子
http://honz.jp/9772

HONZ 『理系の子 高校生科学オリンピックの青春』巻末特別対談:成毛眞×田中里桜
http://honz.jp/articles/-/40879

そういう方向で

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