2014年11月5日水曜日

世界から猫が消えたなら 〜川村元気

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結論から言うと、電車で読みながら泣く。
おそらく、今年度の最高峰に位置する小説だと考えられる。

映画化されるらしく、とりあえず読んどこか みたいなノリで買ってみたけれど、よい意味で裏切られる。
一応、テーマは、「何かを得るためには、何かを失わなければならない」というのがテーマと帯に書かれている。
鋼の錬金術士にもあった ありふれたテーマではある。

目次は

月曜日:悪魔がやってきた
火曜日:世界から電話が消えたのなら
水曜日:世界から映画が消えたのなら
木曜日:世界から時計が消えたのなら
金曜日:世界から猫が消えたのなら
土曜日:世界からボクが消えたのなら
日曜日:さよならこの世界

となっており、猫が嫌いな主人公が、世界から猫を抹殺するために猫の大虐殺プロジェクトを計画、
猫が触れると猫が死んでしまう猫じゃらしを開発し始めるノンフィクションではなさそうであることがわかる。
帯は、どういうコネクションかわからない 秋元康、角田光代、セカオワのFUKASE などが並ぶ。
とくに セカオワのFUKASE の181ページの4行目からの台詞がいい とか 帯のオススメ文とは思えない文章が気になる。
ちなみに、ぼくは182ページに付箋をしているようだ。
181ページ4行目の後、泣ける手紙が続く。

この話を あの仮面ライダー電王でおなじみ 佐藤健くんが演じるらしい。
ヒロインは、宮﨑あおい。
たぶんオカン役で登場するにちがいない。
恋人は、ちょい役で、見せ場が無い。

3冊かって、1冊は自分で読んで、残り2冊は誰かにプレゼントした方がよいだろう本。

そういう方向で。

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