2013年7月20日土曜日

深海の超巨大イカを追え!:NHKスペシャル深海プロジェクト取材班+坂本志歩


「深海の超巨大イカを追え!」という本を読む。
ちょっと前に、NHKオンデマンドでやっていたが、2時間ぐらいある長編だったのと
最初の方をパラっと見たところ、全く超巨大イカの映像が出そうな状態ではなかったので見るをやめた。
そこでこの本を買ってみたわけだが、全部で7章あって、イカを撮影する話は、最後の7章のみ。
それ以外は全部、なかなかダイオウイカを撮ることができない話。
10年ぐらい準備に時間をかけて、肝心のダイオウイカの撮影は、24分。
しかも、準備してきた張本人は、生で見ることができなかったという微妙な達成度合い。
「努力すれば報われる。」 と叩きこまれたぼくには、ちょっぴりショッパイエンディングでした。
実際問題、一般的には準備期間殆ど無くて、大きな結果が出るようなことはほとんどなくて、地道な繰り返しのうちに小さな結果が積み重なっていつの間にか大きな結果につながることが多いように思う。正直、ダイオウイカにはあまり興味はないけれど、目標に向かって蟹工船ならぬイカ工船での過酷な作業に耐え、目標を達成するというプロセスに勇気づけられる。このあたりは、「奇跡のりんご」と同じカテゴリなんだろう。


この巨大イカの大展開を見ているとかなりの予算をこのダイオウイカ撮影プロジェクトに使ってしまっているらしく、コストの回収が大変そうだ。NHK単独ではなくディスカバリーチャンネルと共同なのに、それでもコストがすごいようだ。

3mのイカぬいぐるみは売れるんだろうか...

受信料は払ったほうが良いような気がした。

そういう方向で。

0 件のコメント: