2013年7月27日土曜日

コメの嘘と真実~新規就農者が見た、とんでもない世界:近正宏光


帯には、「マジメな農家はTPPに賛成です!!」
と書いており、報道されていることとは違うので、買ってみる。
この本によると、農業をメインのシゴトとしているような専業農家は、付加価値を高めるべく努力しているので、輸出も視野にいれているらしい。反対しているのは現在、農業従事者の7割以上を占める兼業農家らしい。戸別補償制度もそういう他に収入がある農家に回っており、同じ資金を投入するなら競争力のある産業にするべく投資をすべき とのことだった。
選挙では数がモノを言うので、数が多い方に有利な意見をいうことで、選挙に勝つことができるから、数が多い人にメリットが有ることをやれば当選する。
これのループが繰り返しまわることで、
今の日本が形成されているのか?、それは衆愚政治じゃないのか?
と?が乱舞する。

あとは、地方は周囲の人との結びつきが強すぎて、気に入らない場合、会社なら辞めるなり、定年したらすっぱり縁が切れるが、農業の場合はそうはいかない。場合によっては死ぬまでお付き合いしなければならない。これは、少々厳しい。

この手の就農おすすめ本になかった項目として、農業用語解説がある。
これは新規就農者らしい視点で、ボクも知らないことばかりだった。
最近、タニタ食堂で話題の金芽米。
どっかで作った米のブランドかと思っていたが、「精米」のところで今までとは違った処理を施すことで付加価値を高めた米。しらんかった...
アイガモ農法米についても手厳しい意見が...
米つくるのも大変だ...
ボクができるかもしれないことといえば、もっと数値化を進めて経験を超えるデータ量で自動化することぐらいかな。いままでにないスキルも必要になるけど。

そういう方向で。

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